技術と一言で言っても、疲労や力のロスの少ないそれでいて速い一歩一歩といったような細かい一つ一つ動作にも技術がありますし、地形・雪質・植生を読んで安全で効率のよい最短・最速・最適ルートを登るというような包括的な大きな意味での技術もあります。
どんな技術であっても、つまり『やり方』や『使い方』は最低限の基本的な部分を押さえてあればよく、枝葉の部分では個人個人こだわりがあって当然で、それがやり易さや使い易さにつながります。
最低限の基本的な部分というのは、場面場面でそのやり方・使い方を選択する理由に答えがあります。ですから、技術を習得する上で、どのような場面でどのような技術が有益でそのメリットとリスクをしっかり理解しておくことが一番大切なんだと思います。
また、頭で理解するのと身体で理解するのは違う要素で、どちらが大切ということはなく、より深い理解にはその両方が必要です。感覚的に身体が動く自然な動作は身につきやすいですが、時としてそれは安全性や確実性を犠牲にします。それに歯止めをかけるのが頭で理解するということなんでしょう。
準備
気候読み 地形読み
登坂
雪読み ルート選択
滑走
スキー スノーボード 深雪 アイスバーン クラスト ザラ目 コブ 下降
救助・搬送
捜索 救出 応急処置 連絡 搬送
野営・調理
技術 調理 ビバーク テント 降雪 防寒 就寝